その後、会社へ行くのにクロちゃん家の前を通りかかると、まったりと寝そべっているのを見つけた。 「クロちゃん、にゃんにゃん」と呼ぶと「にゃあぁん」と鳴きながらこちらにやって来てくれたのだが、あまり時間がなくて数回撫でただけ。 少し不満そうな様…

リンリンリンリン。軽快な鈴の音が背中の方から聞こえてきた。 振り返るとクロちゃんが家に戻ってきたところだった。呼んでみる。 「クロちゃん、にゃんにゃん」 「にゃ〜〜ぁん」と応えてこちらへ近づいてきてくれたので、さっそく撫でなで。 茶トラ2匹が近…

仔猫達を撮影しようと、今日も新聞を取るついでにクロちゃん家の前まで行こうと道へ出ると、仔猫達が道の中央を歩いていた。 家の前で遊ぼうとしているらしい。 近づくと逃げて茶トラ2匹は家とは反対側へ身を潜め、黒ちびは家へと戻って行った。 茶トラの方…

クロちゃんから離れてがら心配が大きくなってきた。はたして、クロちゃんとの間にはなにも無いのだと、飼い主さんに思えただろうか。 ...いや、それはないかも。そもそもクロちゃんは見知らぬ人間になついたりしない。「ニャァン」と甘えた声で駆け寄って行…

いよいよクロちゃん家の数歩前までやってきた。 すると、気づいたクロちゃんは「ニャァン」と何度か鳴いて寄ってくる。可愛い、可愛いけどまずーい。とーってもまずーい。 内心ドキドキしながら、「ネコちゃん、ネコちゃん」と呼びかけ、スリスリして甘えて…

会社へ行こうと家を出て、クロちゃん家の前に近づいているとミケにゃんの姿が。 クロちゃんは居ないのかなと思ったら、ミケにゃんの側へやってきた。さらに近づくと飼い主も居るようだ。やばい! と思う。 なんとなーく、やましいことをしているような気分だ…

クロちゃんは撫でて撫でてといった様子でスリ寄ってくるので、撫でさせて撫でさせてと撫でまくる。 やがていつものようにヨダレをたらすクロちゃん。どんだけ気持ち良いんだろうかと思いつつ、可愛いなぁとメロメロになっている。 その分、別れのときが辛い…

家が近くなり、いつもクロちゃんを撫でている所を通り過ぎたとき、「ニャ」と短く鳴く声がしたような気がした。 少し戻って「クロちゃん、居るの」と言ってみると、こんどはハッキリと「ニャ」と聞こえ、黒い塊が現われた。 私が通りかかるのを待っていたよ…

ミケにゃんが差し出したイリコを全部食べ終わったので、その場を退散しようと立ち上がると、仔猫は怖がって姿を消した。 残念に思いながら歩き始めるとミケにゃんがついてくる。そこで、撫でて欲しいのかと立ち止まりクロちゃんにするように撫でると、急に爪…

夜。仕事の帰りにミケにゃんが待ちわびたように寄ってきた。 お腹が空いているようなので、イリコを取り出して食べられるようにするとカリカリと音を立てて食べはじめる。 最初は茶トラとキジトラが側にいたのだが、茶トラは怖がって何処かへ行ってしまった…

さて、イリコが無いとあまり相手にしてもらえないらしいので、家へ戻ろうと立ち上がりそちらの方を向くとそこにはクロちゃんが。 いつも撫でなでしている所の前あたり、道の中央で虫らしき物の臭いを嗅いだりしている。怖がらせないよう、ゆっくりと近づいた…

朝に新聞を取りに行ったとき、仔猫達の様子も見に行ってみる。 クロちゃん家に近づいていくにつれて、仔猫達は元気にあちこち歩き回ったり、隙間に入り込んだりして遊んでいる姿が見えた。 家の前まで行ってみると、ミケにゃんが居て仔猫を呼んでいた。 どう…

仕事を終えて家に帰る途中、いつものように今日はクロちゃんに会えるかなぁ。 ミケにゃんは撫でさせてくれるだろうか。 なんて思いつつ、クロちゃん家の前を通りかかると、ミケにゃんがいつも居る箱の上でお腹に仔猫達が顔をうずめている状態のまま、少し眠…

朝早くに新聞を取りに行く。近頃はそのときにクロちゃん家の前に行って猫の姿を探すのも日課となった。 運がよければクロちゃんに会えるのだが、朝はあまり撫でられたい気分ではないのか、それとも母猫ミケにゃんの手前、だれだれに甘える姿を見せたくないの…

昨日の夜はクロちゃんに会えなくて、忙しくてくたびれはてている心は癒されないまま。 そして目覚めたのは朝の4時半頃。まだ日が昇っていなくてあたりは暗い。気分も暗い。 そのまま薄暗い部屋で眠るでもなく時間をやり過ごし、シャワーを浴びたりして新聞を…

クロちゃんが縄張りの見回りから帰ってきているところに出会い、いつもの場所に移動してかなり長い時間撫でなで。 なんだかすっかり落ち着いてくつろぐクロちゃんは、横になったまま毛づくろいをはじめた。 こんなにくつろいでいる姿を見るのは初めてかも。…

早朝、6時少し前に新聞を取りに降りたとき、なんとなくクロちゃんに会えるような気がして、クロちゃん家の前へと歩いて行ってみた。 クロちゃん家が近づいてくると黒い塊が道端に見えた。やっぱり会えた〜と心が弾む。 7、8メートルくらいまで近づいたとき、…

仕事帰りに、クロちゃん家の前でミケにゃんと4匹のお子様の姿を確認し、「クロちゃんは居ないなぁ。」「縄張りの見回り中か。」とつぶやきつつ歩いていると、「ニャァァ〜ァン」と声を掛けつつクロちゃんが駆け寄ってきてくれた。 いつもの場所まで移動する…

古い話だが、ゴンチチさんのコンサートは凄く良かった。 舞台に二人だけなのに、指先から、ギターの弦から音色がこぼれ落ち、舞台のあちこち、客席のそこここで色んな色が飛んだりはねたりしていよう。すっかり心地よかった。ゆったりとした気分で過ごした時…

朝の様子から、もう相手にしてくれなくなったのかもしれないと不安に思っていたのだが、夜、クロちゃん家の前を通ると「ニャァン」と声を掛けてくれた。嬉しくて撫でなで。 母猫のミケにゃんが居たからか落ち着かない様子だったので、ちょっとしか撫でること…

今朝、会社へ行く途中でかなり久しぶりに愛しい黒猫クロちゃんを見かけ、嬉しい気持ちで近づいていったのだが、ほとんど無視されている状態だった。 もしかすると、もう相手にしてもらえないのか。不安がよぎる。今朝はクロちゃんの母、三毛猫ミケにゃんにも…