気まずいですね

ミケにゃんが差し出したイリコを全部食べ終わったので、その場を退散しようと立ち上がると、仔猫は怖がって姿を消した。
残念に思いながら歩き始めるとミケにゃんがついてくる。そこで、撫でて欲しいのかと立ち止まりクロちゃんにするように撫でると、急に爪を立てて手を叩かれた。
なんとなく気まずい雰囲気となり、ミケにゃんは固まったまま動かない。いったい何がいけなかったのか。
とにかく、ミケにゃんは気分を害したのだろう、妙な雰囲気の変な緊張感を漂わせて座っているんだから。なんだかよくわかんない状況だと思いつつ、ミケにゃんとはそのまま別れた。のだが...