イリコもほとんどなくなり、底に残ったのが5、6尾ばかり。食べづらそうなので取出して掌に乗せ黒チビの前へと差し出してみる。最初は怖がって躊躇したのだが、くんくんと臭いを嗅いで口を近づけた。ガブッ! 「痛"」鋭い針が皮膚を突き刺す感覚が。イリコを食…

どれほど撫でても怖がらないし逃げない。ならばとクロちゃんにするようにアゴの辺りや、尻尾の付け根の辺りも撫でてみる。やっぱり逃げない。お腹以外はだいたい撫でることができた。 それでわかったのだが、キジトラの尻尾はクルクルと巻いていて、まるで女…

黒チビはイリコを入れた箱に頭から胸の辺りまで突っ込んで、一度も顔を上げることなく無心に食べている。もちろん手は箱の中。ミケにゃんは顔が箱の中へすっぽり入った状態で、黒チビと2匹でほとんど箱を占領している。 その横で、キジトラは顔を出したり入…

夜、もうすっかり日課となったミケにゃん親子へのイリコ献上。 すっかり待ち望まれてたりするらしい、今日などはミケにゃんが出迎えてくれるほど。 遠くからしてくる足音を聞き分けて、これはイリコをくれる人の足音ではないかと道に出てくるのか。もしも違…