公園の野良猫達

夕方の野良猫達

午後から快晴となった。今日は公園にぼんやりとしに出かける。そこは野良猫の多い公園で、よろよろぼろぼろな野良猫達を撮影した。
猫を撮影していると、猫が好きらしい小学1、2年生くらいの男の子と幼稚園児くらいの女の子の兄妹がやってきて、なんとなく話をしたりして一緒に時間をすごした。
「猫をビックリさせないようにゆっくりね」「大きな声をだしたり、急に動いたら怖がるよ」そう教えるとすぐに理解して、ビックリさせないよう怖がらせないよう行動していた。本当に猫が好きらしい。
「お水をあげる」と言って、水を汲んできたりしている。それを猫が飲むと嬉しそうにしていた。夕方近くになり一緒に来ていたおばあちゃんと帰っていった。

子供達が帰った後で、人恋しそうにして順番に撫でられに来たり、仲良く夕日を浴びてのんびりしに現れた野良猫達が10匹ほど集まった。
風邪をひいているらしい仔や、皮膚病らしい仔、ガリガリに痩せ細っている仔は何の病気だろうか...
どの猫も人に懐いているようなので、捨て猫なのだなあと複雑な心境になった。


夜。普段より早い時間に帰ったので、クロちゃんとは会えないだろうと思っていたのだが、いつもの車の下から声をかけられてクロちゃんが現れた。
いったい、いつから待っていてくれるのだろう。なんとなくいじらしいと思う。
いつものようにキャットフードを出してやり、食べ終わるとじっくりと撫でる。ふと、昼間の野良猫を思い出し、まだクロちゃんの暮らしぶりはましだなぁと思うのだった。
なんせ、ミケにゃんのせいで家に帰れず寒い思いをしているとはいっても飼い主はいるし、その体にはみっしりと肉がついているし。