ひたすら食べる

キジトラ

今日も夜にミケにゃんのお出迎え。いつものようにイリコの入った箱を差し出しすと、当たり前のように食べ始めた。
少しすると仔猫達が出てくる。まずはキジトラがテコテコと軽い足取りで現われ、次に黒チビがやって来た。...来ない。やっぱり茶トラは食べに出てこない。

黒チビ、この食いしん坊さんは、ミケにゃんにも兄弟にも取られないように、自分がたくさん食べれるようにと頭も両手も箱の中に入れ、胸の辺りまで体を突っ込んで食べている。一度も顔を上げず、ひたすら食べる。
キジトラはやっては来たけど、すぐにはイリコの入った箱には近づかない。テコテコッとこちらに近づいてきて見つめたりする。それで撫でようと手を伸ばした。
近づけた手がキジトラの目線より少し上だったからか、腰が引けてコテンとしりもちをついた。それでも手に猫パンチ。その姿に、うにゃぁ〜可愛い〜と心の中で叫んでたり。
キジトラはすっかり慣れたようで、その後もイリコは気が向いたときだけちょっと食べるだけで、はほとんど私の側に居て撫でられたり、手に猫パンチをして遊んだり。人が好きなのか撫でられ好きなのか。

ミケにゃん、黒チビ、キジトラの3匹と和んでいると、ガタ、ゴトっと小さい音がして、テコテコと茶トラが登場。久しぶりに見た茶トラ。
イリコの箱をチラッと見て素通りした後、しゃがんでいる私のおケツの下に入り込んできた。え"っ。なにしてんのって思ったり、そんなに馴れなれしくされたのが嬉しかったり。しかし、撫でようとして手を伸ばしたら駆けて行った。
イリコには全然興味がないようで、あちこち一人で行っては遊んでいる茶トラ。とっても活発な仔のようだ。そしてマイペースらしい。
キジトラは足元に体を摺り寄せてきたりするので、撫でたりしていると茶トラがやって来て同じように体を摺り寄せてみたり。そこでどっちも撫でるけど、茶トラはごそごそして落ち着かない。その点キジトラは撫でられるのが好きみたいで、じっとして撫でさせる。
キジトラを撫でていると、茶トラが撫でているその手に猫パンチ。パシパシと叩く。さてさて、もう顔は緩みっぱなしで、うふふふっと笑ったまま。とても幸せな気持ちのひと時。

イリコを食べていたミケにゃんと黒チビがようやく箱から顔を上げた。そこで黒チビを撫でようと手を近づけてみたのだが、怖がった。この仔は食いしん坊さんで、怖がりさんらしい。キジトラが懐いてくれているみたいだし、茶トラも前みたいに怖がらなくなってきているんだから、怖がられないようにしてれば黒チビもそのうち慣れてくれるだろう。のんびりと待っていよう。