寝ぼけ顔で

茶トラ、キジトラ

仕事帰りにクロちゃん家の前を通りかかると、久しぶりにミケにゃんや仔猫達が側へ寄ってきた。2、3日前に通りがかりに見かけただけなので、側に来てくれるのはとても嬉しい。
ミケにゃんがまずやって来たので、少し撫でてからイリコを出してやる。カリカリと食べ始めた。
仔猫達はどうしているかと、寝ている姿をよく見かける箱の上へと顔を向けると、寝ぼけた顔をしてこちらを見ていた。ミケにゃんがそこから居なくなったので目が覚めたのだろう。

カリカリと熱心に食べているミケにゃんの背中をゆっくりと撫でていると、3匹がトン、トンと音をさせて箱を降りてきた。
まずは茶トラがミケにゃんが食べている横から箱に顔を入れてイリコを食べ始める。無防備な背中を人差し指で撫でなで。それを見ていた黒ちびとキジトラが、イリコの入った箱に近づくのを止めて様子を伺っている。まだ眠そうにしながら、あそこに行きたいけど、なんとなく怖いって思っているのかも。